2020年1月14日火曜日

2020年 N700Sデビューイヤーに寄せて

令和初の年越しは、自宅メインで穏やかに過ごした。
ツイッターをメインのアウトプットの場にしてしまったせいで、なかなか根気よく記事を発信することがかなわなかった。今年はもう少し、テンポよくアウトプットを出していきたい。

さて、2020年。ニーマルニーマルなどと、巷ではもっぱらオリンピックイヤーとして盛り上がっているが、その開幕を控えた7月1日、東海道新幹線に、第7世代の新型車両がデビューする。(0系、100系、300系、500系、700系、N700系/N700A系、N700S系)

今頃、豊川の日本車両では、量産第一号編成の製造が佳境を迎えているのではないだろうか。振り返ること13年前。2007年7月1日、東海道新幹線を走る車両として第6世代となったN700系が営業運転を開始した。300系、700系では量産先行車がのちに営業編成に改造されたが、N700系からは、量産先行車を改造して営業に投入することはなくなり、Z0編成はすでに廃車、一部はリニア・鉄道館に展示されている。量産第一号となったZ1編成は4月17日に落成し、今は改造の上X1編成へを姿を変えた。

このスケジュールを参考にすると、新年度早々にもJ1がお目見えすることになりそうだ。
(JR東海からは、2020年度に12編成調達、7月までに5編成を用意することが発表されている。)
700系が廃車されれば、沿線の目はJ1編成に集まることになりそうだ。その前にひっそりとJ0編成の走りを抑えようと、沿線に出撃した。

すでに、先頭に見えていたケーブルも撤去され、今は長期耐久試験に入った模様。100万キロ以上の走行が課されるそうだから、1日に東京-新大阪を2往復しても、2060キロ、単純計算でも、500日かかる計算。これまでにも相当の距離は稼いでいるだろうが、量産車が登場しても当分は試験が続くのではないだろうか。

都内で東海道新幹線を手軽に撮れるスポットは数少ないが、近所にお立ち台があるのはありがたい。さすがに逆光で、700系のラストスパートに注目が集まる中で、J0を狙う人は少ない。

初回の12日は、あいにくの曇り空でコントラストがつかなかったが、平板な仕上がりで細部を観察するには好都合。N700と並べると前照灯形状、青い側面の帯の追加だけでなく、運転台部分の拡大(運転席側窓の幅に注目)にも気づいた。

2020.1.12 X1 224A 新横浜-品川






























2020.1.12 J0 試7888A(のぞみ340号スジ) 新横浜-品川


あけて13日、春のような暖かさになった東京地方。今朝も運転があるのかと、下見へ散歩に出たところ、くしくもまたX1編成が姿を見せてくれた。2020.1.13 回****A X1このX1編成、実は2019年9月に受けた全検が最終全検とのこと。それから4か月が経過しているので、あと32か月あるいは120万キロ到達をもって引退となる定め。 






























午後は反逆光になり、夕日ならまだしも、夕方には早い時間帯は、暖かい陽気のせいで、靄も出てきていまひとつ。といえども、キャノピーの窓に西日を反射させて、J0は大阪から戻ってきた。

この数日でいろいろと調べてみたが、一般的にはほとんど見た目もかわらないN700、N700Sが席巻する東海道新幹線は、趣味的対象としては0系で統一されていた時代に匹敵する淡白さになってしまうだろう。

とはいえ、同じ車両ばかりとなると、今度は全検明けの美しい姿を抑えたい、といった新たな思いがわいてくるのもまた事実。近場の利を生かして、いろいろ撮ってみたいと思う。

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