4両と6両があり、普段は10両を組むことが多い小田急8000形。
その8000形の中に、ほとんど使われることがない運転台が存在します。

それは4両の小田原方に存在する運転台で、構内での入れ替えや、試運転の時ぐらいしか使われることがありません。
6両には多くの単独運用があるのに対し、現在4両には箱根登山線内ぐらいにしか単独運用がそもそもないのです。

8000形の4両は箱根登山線内に入らないことから、この時点で単独で走ることがほぼなくなるのです。
4両といえば、2本を組み合わせた8両の組成も考えられますが、8000形の4両はそれを想定した装備になっていないため、この時点で小田原方の運転台がほぼ使われなくなります。

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小田原方の運転台は、試運転の時ぐらいしか見られない貴重な姿なのです。

昔からほとんど使われない運転台が伝統的に存在する小田急。
いよいよ8000形が最後になるのかもしれませんね。