京成電鉄は21日、押上~成田空港間を運転する新型有料特急を導入すると発表しました。

同社は現在、成田空港アクセス用の有料特急として、京成上野~成田空港間を走る「スカイライナー」を運転しています。今回発表した新型特急は、成田空港の機能強化に対応し、空港と都心間のさらなる輸送力増強やサービス向上を図るために導入するものとしています。なお、京成電鉄広報部によると、新型特急は成田スカイアクセス線経由で運転する列車とのこと。また、浅草線には乗り入れず、押上駅で折り返すものだとしています。

成田空港では現在、新たな滑走路の建設が進められているほか、3つある旅客ターミナルを1つに統合することが検討されています。ターミナル統合においては、新ターミナル直下へ新たな空港駅を建設し、現在の成田空港駅の代替とするとされています。
新型特急車両は、2028年度に運転を開始する予定。京成電鉄は、詳細については順次公表するとしています。
また、同社が21日に発表した「京成グループ中期経営計画『D2プラン』」では、「空港アクセス強化の推進」として、京成高砂駅付近の改良、既設路線の改良の検討、単線区間の複線化、次期スカイライナー車両の検討も盛り込まれています。
【5月21日16時30分:画像を追加したほか、運転区間を追記しました】