鉄道コム

阪神、急行用車両のカラーを順次変更へ 「オレンジ」から「バーミリオン」に

2025年3月10日(月)15時2分

阪神電気鉄道は10日、新型急行用車両「3000系」の導入にあわせ、急行用車両のカラーリングを順次変更すると発表した。

阪神電気鉄道の急行用車両
阪神電気鉄道の急行用車両

3000系は、2027年春の導入を予定する車両。エクステリアカラーは、同社の急行用車両でかつて使用してきた「赤胴車」塗装を引き継ぐ「Re Vermilion」(リ・バーミリオン)を採用する。阪神では、既存の急行用車両についても、3000系と同じカラーを用いたデザインに順次変更し、「阪神電車の急行用車両はバーミリオン」というカラーイメージの定着を図るとしている。なお、8000系については、バーミリオンを採用した赤胴車の塗装に変更する。

新型車両「3000系」
新型車両「3000系」

赤胴車は、バーミリオンとクリームのツートンカラーを採用した急行用車両のこと。2020年6月に7990・7890形が引退したことで、阪神の赤胴車塗装は消滅していた。同社は3月3日、阪神電車開業120周年を機に、急行用車両の8000系の塗装を、現在のオレンジ色のものから赤胴車塗装に変更することを発表していた。

現在のオレンジ色の塗装は、1995年デビューの5500系旧塗装と対をなすものとして、2001年デビューの9300系で採用されたもの。「プレストオレンジ」「シルキーベージュ」というツートンカラーで、従来よりも淡い塗装とすることで、新しい阪神の急行電車のイメージを形作るとしていた。一方、このオレンジ系統の塗装は、同社子会社が運営する阪神タイガースのライバル球団、読売ジャイアンツをイメージさせるとして、阪急阪神ホールディングスの株主総会で塗装変更を求める要望がたびたび挙がっていた。

車両形式ごとのデザインについては、同社は決まり次第発表するとしている。

2025年3月10日(月)15時2分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 身延線(鰍沢口~甲府間)TOICA導入[2025年秋]
  • 大山観光電鉄タッチ決済乗車サービス導入[2025年秋頃]
  • E3系「はこビュン」専用車両運転開始[2025年秋]
  • 新潟駅・長岡駅 顔認証改札機実証実験[2025年秋ごろ]
  • 東急3000系リニューアル車営業運転開始[2025年秋ごろ]
  • 長崎電気軌道タッチ決済乗車サービス実証実験開始[2025年秋ごろ]

鉄道コムおすすめ情報

画像

鉄道カメラマンの舞台裏とは

鉄道カメラマンの仕事には、予想外のできごとも!? プロの鉄道カメラマンである助川康史さんが、ハラハラな取材行をご紹介!

画像

東武「スペーシア」台湾へ

「日光詣」スペーシア先頭車を、台湾の台北駅で展示。2025年度冬からを予定。

画像

阪神1000系新デザイン

阪神1000系の「Re Vermilion」デザインが発表。第1編成は8月下旬に登場予定。

画像

新型「指定席券売機」

JR東日本が、7月から新型の指定席券売機を順次導入。画面はシンプルな構成に。従来機も10月に画面を更新予定。

画像

元泉北車のカラーどうなる?

泉北高速鉄道が南海に吸収合併されてから約3か月。元泉北車の色はどうなる?南海に今後の予定を聞きました。

画像

7月の鉄道イベント一覧

いよいよ夏本番、鉄道イベントも多数。7月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。