鉄道コム

JR東、高崎・盛岡エリアに新型「ハイブリッド気動車」導入 形式名は「HB-E220系」

2024年11月21日(木)15時20分

JR東日本は21日、高崎・盛岡エリアに新型車両を投入すると発表した。

新型車両の形式名は、HB-E220系。「仙石東北ライン」のHB-E210系などと同様、エンジンで発電した電気で走行し、かつ走行用蓄電池も搭載する、ハイブリッド式の気動車となる。

HB-E220系(イメージ)
HB-E220系(イメージ)

車体デザインは、新潟・秋田エリアなどに投入したGV-E400系に類似しているが、同形式や、高崎・盛岡エリアで使用してきたキハ100系・キハ110系の片側2扉から、片側3扉へと、乗降扉を増設。通勤・通学時のスムーズな乗降を実現する。車内には、車いす・ベビーカー対応のフリースペースや、電動車いす対応の洋式トイレ、防犯カメラや非常通話装置を設置する。

秋田エリア用のGV-E400系
秋田エリア用のGV-E400系
従来型気動車のキハ110系(画像は長野エリア用のもの)
従来型気動車のキハ110系(画像は長野エリア用のもの)

HB-E220系の導入予定線区は、高崎エリアが八高線(高麗川~高崎間)、盛岡エリアが東北本線(花巻~盛岡間)および釜石線(花巻~釜石間)。高崎エリアには2両編成8本、盛岡エリアには2両編成6本および1両編成4本を投入する。

営業運転の開始時期は、2025年度の下期を予定。同社では、HB-E220系の導入により、両エリアで使用しているキハ100系・キハ110系を置き換えていく。

2024年11月21日(木)15時20分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 身延線(鰍沢口~甲府間)TOICA導入[2025年秋]
  • 大山観光電鉄タッチ決済乗車サービス導入[2025年秋頃]
  • E3系「はこビュン」専用車両運転開始[2025年秋]
  • 新潟駅・長岡駅 顔認証改札機実証実験[2025年秋ごろ]
  • 東急3000系リニューアル車営業運転開始[2025年秋ごろ]
  • 長崎電気軌道タッチ決済乗車サービス実証実験開始[2025年秋ごろ]

鉄道コムおすすめ情報

画像

鉄道カメラマンの舞台裏とは

鉄道カメラマンの仕事には、予想外のできごとも!? プロの鉄道カメラマンである助川康史さんが、ハラハラな取材行をご紹介!

画像

東武「スペーシア」台湾へ

「日光詣」スペーシア先頭車を、台湾の台北駅で展示。2025年度冬からを予定。

画像

阪神1000系新デザイン

阪神1000系の「Re Vermilion」デザインが発表。第1編成は8月下旬に登場予定。

画像

新型「指定席券売機」

JR東日本が、7月から新型の指定席券売機を順次導入。画面はシンプルな構成に。従来機も10月に画面を更新予定。

画像

元泉北車のカラーどうなる?

泉北高速鉄道が南海に吸収合併されてから約3か月。元泉北車の色はどうなる?南海に今後の予定を聞きました。

画像

7月の鉄道イベント一覧

いよいよ夏本番、鉄道イベントも多数。7月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。