秩父鉄道と三岐鉄道は5月30日、両社で主に貨物輸送に使用している電気機関車の塗装を入れ替えて運行すると発表しました。

秩父鉄道は、一般列車や「SLパレオエクスプレス」のほか、石灰石を運ぶ貨物列車を運転する会社です。三岐鉄道も同様に、一般列車に加え、粉体セメントや炭酸カルシウムなどを運ぶ貨物列車を運転。いずれも、旅客輸送と貨物輸送の双方を取り扱う、日本では数少ない私鉄です。両社では、一度に大量の貨物を輸送できCO2削減に繋がるなど、鉄道貨物輸送が環境負荷低減やSDGsに貢献する輸送モードであることを、広く認知してもらえるよう、当企画を実施するとしています。


対象となる車両は、秩父鉄道が303号機、三岐鉄道がED454号機。秩父鉄道の車両は三岐鉄道カラーの茶色に黄色帯へ、三岐鉄道の車両は秩父鉄道カラーの青色に白帯へ、それぞれ塗り替えられます。
秩父鉄道の車両は6月中旬に、三岐鉄道の車両は7月に、それぞれ運転を開始する予定。両社とも、当面の間運転するとしています。
秩父鉄道では、三岐鉄道カラーの機関車の運転開始を前に、6月21日に事前申込制の撮影会を開催するほか、記念乗車券を発売することを、あわせて発表しています。