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JR四国、8000系をリニューアルへ グリーン車・指定席は全席コンセント付きに

2023年5月22日(月)14時33分

JR四国は22日、8000系をリニューアルすると発表した。

8000系リニューアル車両(1・8号車イメージ)
8000系リニューアル車両(1・8号車イメージ)

8000系は、1992年にデビューした特急型車両。特急「しおかぜ」「いしづち」などで活躍している。8000系は2004年以降にリニューアルを実施しており、今回が2回目の更新となる。

外観は、車両コンセプト「瀬戸の疾風」を進化させたもので、より特急らしいスピード感やスマートさを感じさせるデザイン。カラーリングには、ともに「しおかぜ」などで活躍する8600系と同様に、オレンジやグリーンを採用。岡山・高松から松山へ向かう特急列車を明確化するとしている。

8000系リニューアル車両(5・6号車イメージ)
8000系リニューアル車両(5・6号車イメージ)
側面イメージ
側面イメージ

車内では、グリーン席と指定席の各座席、自由席の壁側に、コンセントを設置。グリーン席は電動リクライニングやフットレスト、読書灯を備えた座席とする。座席モケットは、グリーン席が「四国の芳醇なめぐみ」、指定席と自由席が「光きらめく『柑橘』と『瀬戸内の海』」がモチーフとなる。また、照明をLED間接照明にリニューアルするほか、5号車には車椅子フリースペースを設置。和式トイレは全て洋式に変更する。

グリーン車イメージ
グリーン車イメージ
指定席車イメージ
指定席車イメージ
自由席(4・5号車)イメージ
自由席(4・5号車)イメージ
自由席(6・7号車)イメージ
自由席(6・7号車)イメージ

8000系のリニューアル工事は、定期検査にあわせて実施。1年に2~3編成の工事を計画する。2023年12月にS編成(3両編成)、2024年8月にL編成(5両編成)が1編成ずつ運行を開始する予定で、2027年度に全編成のリニューアルが完了する。

2023年5月22日(月)14時33分更新

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