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東武、JR直通特急削減、特急料金改定も実施 2023年春のダイヤ改正

2022年12月16日(金)16時25分

東武鉄道は16日、2023年3月18日にダイヤ改正を実施すると発表した。

東上線系統では、相鉄・東急直通線開業にあわせ、小川町~新横浜・相鉄線方面の直通運転を開始する。また、平日朝夕および土休日朝に着席定員制列車「TJライナー」を増発。「川越特急」も、運転本数を拡大する。

運転本数を拡大する「川越特急」
運転本数を拡大する「川越特急」

このほか、利用状況の変化にあわせ、列車種別や停車駅を見直す。急行は朝霞駅を、準急は上板橋駅を、それぞれ停車駅に追加。快速急行は停車駅を志木駅から朝霞台駅に変更するほか、川越~小川町間は各駅停車に変更。あわせて快速の運転を取りやめる。また、東京メトロ副都心線および東急東横線直通の最速達種別の愛称「Fライナー」は、対象列車を急行から快速急行へ変更する。一部区間で実施しているワンマン運転は、対象を森林公園~小川町間の一部列車にも拡大する。

ダイヤ改正後の東上線停車駅
ダイヤ改正後の東上線停車駅

東武スカイツリーライン系統では、南栗橋駅を特急停車駅に追加。3両編成で運転していた「リバティりょうもう」は、利用が多い一部列車について、6両編成の「リバティりょうもう」「りょうもう」へと変更する。また、JR線直通の特急列車は、本数を削減。「スペーシア日光」「きぬがわ」各1往復を定期運転とし、繁忙期に1~3往復の臨時列車を設定する。

JR線直通特急は規模を縮小
JR線直通特急は規模を縮小

同社では、ダイヤ改正にあわせ、特急料金を改定する。改定後の料金は、特急「スペーシア」「リバティ」が特定区間で550円、121キロ以上1650円、個室料金3770円など、りょうもうが特定区間で550円、91キロ以上1250円など、「スカイツリーライナー」が春日部駅発40キロ以内550円。スペーシアでは平日および土休日の料金区分を廃止。改定前との差額は、スペーシアの平日料金で30円~620円、同土休日料金で0円~200円、りょうもうが0円~200円となる。

改定後の特急料金
改定後の特急料金

あわせて、特急券を特急列車内で購入した場合、通常料金より割高となる「車内発売加算料金」を導入。既に導入済みの「THライナー」を除く各特急列車・着席定員制列車が対象で、大人・小児同額200円を加算する。加えて、乗車直前にホーム上の駅係員から購入した場合に適用する「ドア口発売加算料金」を導入し、同額で設定する。

このほか、とうきょうスカイツリー駅から浅草駅までの乗車に限り、特急列車に特急券なしで乗車できるサービスは、ダイヤ改正前日の3月17日をもって終了する。

2022年12月16日(金)16時25分更新

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