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糸魚川駅開業110周年記念イベントにぎわう!

イベント 2022-12-19
 糸魚川駅は1912年(大正元年)12月16日 国有鉄道名立駅 – 糸魚川駅間延伸に伴って終着駅として開業し、今年で開業110周年を迎えました。
節目の年を祝おうと、前夜レールパークからD51 827号機を 気動車2台に挟み込む形で糸魚川駅に移動したほか、NGTのメンバーでトキ鉄スペシャルアンバサダーの佐藤 海里さんを一日駅長に任命するなどして節目を祝いました。

 記念式典では弊社の鳥塚社長が冒頭あいさつに立ち、「糸魚川市は鉄道に対する思いの強い街、そんな街のこどもたちにSLを見ていただき、町の将来を担ってほしいと思い、社員の総力を結集してSLを持ってきました。」と経緯や街に対する思いを語りました。

 来賓を代表しあいさつに立った糸魚川市の米田 徹市長は、「糸魚川駅と旧北陸本線は、人的輸送はもちろん物流の大動脈としての歴史を刻んできた。これからも大動脈として活躍してほしいし、大糸線を含めて利用者減イコール廃線という考えではなく、持続可能な社会の実現のためにも、地域一丸となって鉄路を守ろう」と力強く語りました。
 

  地元選出の衆議院議員高鳥 修一氏は、ひいおじいさんが鉄路の敷設に関わったことを上げて鉄道に縁があることを強調し、ご自身もD51を移動する際に協力したことを紹介しました。
そして、「鉄道は地域に夢と希望を与える」と今後も鉄道や街の振興に取り組む姿勢を示しました。

 地元選出県会議員の中村康司氏も子供のころ昭和天皇が乗ったお召し列車に手を振って感激したことを紹介し、県も地元ローカル鉄道を守る姿勢を強調しているとしたうえで、弊社に対して「地域の活性化の中心になるように頑張ってほしい」とエールを送ってくださいました。

 新たな節目を祝い新しい一歩を踏み出すテープカットを行いました。

 その後、米田 徹糸魚川市長と弊社の石坂 強糸魚川駅長がSLの出発式を行いました。出発進行の合図でSLは汽笛を鳴らして、糸魚川駅構内をゆっくりと走行しました。


 その後NGTメンバーでトキ鉄スペシャルアンバサダーの一人佐藤 海里さんを一日駅長に任命し、鳥塚社長から任命書を手渡しました。
 

 任命書を受け取った海里さんは、表情豊かにフォトセッションに臨み、お客様の要望に応えて笑顔でポーズを決めていました。
 
 この後、海里さんは、雪月花の車内アナウンスを行ったほか、雪月花の入り口でお客様にプレゼントを手渡した後、石坂駅長と共に出発式に臨みました。

 この日は自由通路もにぎわい、トキ鉄の物販ブースもグッズや鉄印を買い求める大勢のお客様で活気づきました。
 


 ライブは神戸から参加してくださった「半熟BLOOD」の皆様。その元気なライブを見るお客様。

  SLデモ走行を見るため、チケットを買い求めるお客様。17日・18日の2日間にわたり、1000人近いお客様が来場されました。


 SLが実際に走っていた頃をご存じのご年配の皆様は、D51が汽笛を鳴らして走行すると大喜びし、一様に感慨深げな様子で見守っていらっしゃいました。
そして、「懐かしい!」「こんな大きさだったかな?」など、思い思いに感想や思い出話を口にする姿が印象的でした。
また当日は大勢の鉄道写真愛好家も訪れ、SLと雪月花などの並列を熱心にフレームに収める姿も見られました。



  SL移設や記念イベントで、糸魚川駅が活気づいた2日間でした。
 今後ともえちごトキめき鉄道と糸魚川駅をよろしくお願いいたします。