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「突撃!隣の鉄道会社inほくほく線」バックヤードツアー大好評!

イベント 2022-12-05
 これはトキ鉄サポーターズクラブが初めて企画した沿線外でのツアーで、地元はもとより長野県や富山県、首都圏からあわせて13名が参加しました。
 ツアーで向かう、北越急行ほくほく線は、日本有数の豪雪地を走る新潟県の第三セクター鉄道会社で、今年開業25周年を迎えました。
 沿線はトンネルが多いことから、トンネル内運行中、星空や花火などのプロジェクションマッピングを上映する「シアタートレイン ゆめぞら」や「超快速スノーラビット号」などが人気を集めています。
 今回は「ゆめぞら」に乗車し、プロジェクションマッピングを楽しみながら、六日町を目指しました。
 大池いこいの森駅を超えた後から、トンネルに入る度に星空やオーロラ、花火などをモチーフにしたプロジェクションマッピングが美しい音楽と共に天上いっぱいに上映され、参加者は熱心に天井を見上げて、スマホで写真や映像を映したりしていました。

  六日町に到着した後、北越急行の社員の皆様が案内役となり、検修庫内でバックヤードツアーを楽しみました。
  ツアーでは主に、HK100の屋根と足回りを見学しました。
  担当の方は、車両のパンタグラフの位置に立って架線から電気が供給される仕組みを紹介したうえで、雪の重さに耐えられるように平常時より降雪時にはパンタグラフに高い圧力をかけていることを紹介してくださいました。
 
  また直線が続く区間では、パンタグラフの摩耗が一部に集中しないように、架線を曲線に架設していることを解説していました。



 足回りの見学では実際に車両の底の部分に入り、車輪の位置や緊急非常停止装置の位置などを説明してくださいました。参加者は普段は入れない場所で車両の解説を聞けることに感激していらっしゃいました。


   最後に北越急行の上村運転士と弊社の高橋運転士の座談会を実施し、運転士になった理由や大変だったところ、「運転士になって良かったな」と感じるところなどを思い思いに語りました。
 運転士にとって空転や滑走は非常に緊張する場面で、特に落ち葉や雪が原因による空転が過去に発生しています。
   両運転士は夏のトンネル内で湿度が上昇したときや、潮風、波しぶきなど、他にも滑り易さを招く状況を紹介し、美佐島駅や筒石駅など双方が持つトンネル地下駅での停車に一苦労する時があることを解説していました。

  最後の質疑応答では、ちびっこから「運転してみたい車両は何?」といった質問が出され、るなど、座談会は終始和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。
 参加者は、「普段聞くことのできない運転士の苦労話などを実体験に基づいた声を聴くことができ、大変勉強になった」と話していました。
親子3人で参加したお母さんは「普段とても簡単に運転しているように拝察していましたが、妙高はねうまラインにあるスイッチバックは、必死で運転されていることが今回参加してよくわかりました。」と感心されたご様子でした。

   座談会終了後、再び北越急行に乗車して直江津に戻り、約半日のツアーは、参加した皆様にとって満足のいく内容だったようです。
   ツアーの様子はサポーターズクラブ会員向け会報で紹介するほか、 You Tubeトキ鉄チャンネル
(クラブ会員先行)でも放送いたします。
  尚サポーターズクラブでは随時会員を募集しています。
  詳細は☎025-543-7889えちごトキめき鉄道営業部までお問い合わせください。