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直江津地区鉄道OBとの意見交換会

イベント 2022-11-17
 意見交換会は、明治時代からこの地域を走っている鉄道の歴史を、OBの生の声や体験談をお聞きして、現在上越市で構想されている「鉄道博物館」の実現を視野に、トキ鉄や直江津鉄道OBも協力していくための第一歩として開催しました。

 初めに春田営業部長が 直江津の鉄道の歴史を中心に、豪雪地特有の鉄道の歩みを紹介しました。

 その後、鉄道史研究家として活動して、直江津にも2002年に取材にいらした椎橋 俊之氏(島 英雄記念優秀賞受賞者)をコーディネーターに意見交換を実施しました。

 この日は60歳代から90歳代まで幅広い年齢層で、仕事内容も様々な直江津鉄道OBの皆様からお話をお聞きしました。

 関山-妙高高原間の豪雪の際、災害復旧に携わった自衛隊員を輸送したとき、一つ間違えれば2次遭難したかもしれない窮地で対応した苦労話、
 国体の際の天皇陛下行幸の冬期に運行したお召し列車の緊張した様子。
 機関士と機関助手が心を一つ連携したことで、無事SLを運行できたことなど、豪雪地で急な勾配の続く地域における、鉄道運行の大変さが切々と語られていました。

 小田副市長をはじめ市の幹部も一時間半にわたる会談に熱心に耳を傾け、「非常に興味深い話が次々とお聞き出来て素晴らしい」と感動されていました。
 
 意見交換後、直江津D51レールパークのSLに体験乗車し、130年以上の歴史に思いをはせていました。
 意見交換会にご参加いただいた皆様ありがとうございました。