ニュースリリース

2022年10月24日

鉄道・バス・まちづくり一体で多極型まちづくりを目指します。

11.26 京急線が23年ぶりの大幅ダイヤ改正を実施します

特急が増えて都心エリアの乗車機会拡大!日中の快特/特急交互10分間隔運転

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)は、コロナ禍におけるワークスタイルの変化等、鉄道の利用シーンも大きく変わってきていることから、「アフターコロナの沿線を、より便利に、より快適に」ご利用いただくべく、1999年7月以来、23年ぶりにダイヤを大幅に見直し、2022年11月26日(土)に土休日ダイヤ、2022年11月28日(月)に平日ダイヤを改正いたします。また、同改正に合わせ京浜急行バスも一部エリアでダイヤ変更を実施いたします。

11.26 今回のダイヤ改正のポイント
  1. 日中の運行パターンを「快特」「特急」交互10分間隔に変更、待ち合わせ駅での接続も改善

    特急停車駅からの乗車機会が増えるとともに、普通との接続も見直します。

  2. 日中の空港線~品川・都営線方面は「快特」から一部「特急」に変更し、乗り換えなしで都心方面へ

    エアポート快特」は従来どおり40分間隔で運転し、空港への速達サービスは継続します。

  3. ウィングサービスを改善、モーニング・ウィング5号の品川駅到着時間を利用しやすい時刻に変更

    朝の快適通勤のため運行時間を 約30分繰り上げ。その他のウィングサービスも向上します。

  4. 電車のダイヤ改正に合わせて、バスも同時にダイヤ変更し駅から先の利便性も向上

    電車の利便性だけではなく、街全体の利便性からバスのダイヤも一部エリアで同時に変更します。

上記のほか、コロナ禍におけるご利用者数の減少および電気料金の高騰に伴う動力費の増加などにより、一部列車においては本数および編成両数を需要にあわせた適正化を図り、運転の取りやめ・時刻変更を行います。

今回のダイヤ改正を契機に、鉄道とバスによる利便向上と、それにあわせた地域の拠点整備が連携する新しい京急沿線のまちづくりを目指します。

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乗車機会が増えて利便性が向上する
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待ち合わせ駅での接続改善(イメージ)

ダイヤ改正について

改正日

土休日ダイヤ:2022年11月26日(土)

平日ダイヤ:2022年11月28日(月)

目的

    今回のダイヤ改正は、コロナ禍におけるワークスタイルの変化等、鉄道の利用シーンも大きく変わってきていることから、三浦半島から都心方面、特に都内区間における乗車機会の創出で、速達性を維持しつつ利便性向上をはかるなど「アフターコロナの沿線を、より便利に、より快適に」を目標に、1999年7月以来、23年ぶりとなる大幅なダイヤ改正を行うものです。

    一方で、コロナ禍におけるご利用者数の減少およびの電気料金の高騰に伴う動力費の増加などにより、朝の通勤時間帯や日中時間帯の一部列車においては、需要にあわせた適正化を図り、運転の取りやめや時刻および編成両数の変更を行います。

    これらの改正については、沿線にお住まい方へのメリット強化に組む施策として抜本的な改正と位置付けて実施するもので、今後も沿線のまちづくりと、鉄道・バスをはじめとする移動基盤との連携など改めて見直しを進めてまいります。

    改正の概要

    日中時間帯の列車パターンの変更

    • 三崎口~都営線方面直通「快特」を「特急」に変更、快特」「特急」を10分間隔で交互運転
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    • 空港線~品川・都営線方面の直通「快特」を一部「特急」に変更、空港線内各駅から乗り換えなく都心方面へ向かえるようになるほか、平和島駅、青物横丁駅では乗車機会が倍増
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    • 快特」「特急」は、途中の待ち合わせ駅での接続改善(快特特急⇔普通)により、目的駅への到達時間の短縮や、途中駅へのアクセスが大幅に改善。
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    • 一方で、羽田空港~逗子・葉山駅間運転の横浜方面への「エアポート急行」の運転間隔を10分から20分間隔に変更、途中駅へは接続を改善し利便性を維持します。

    ウィングサービスの改善

    アフターコロナにおける快適な乗車サービスを提供すべく、各種ウィングサービスを改善

    • 平日朝の通勤時間帯に運転「モーニング・ウィング5号」の運行時刻を約30分繰り上げ、品川駅到着時間をオフィス通勤に利用しやすい時刻に変更
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    • 平日夕方の通勤時間帯に運転「イブニング・ウィング号」に、1か月間全8列車を制限なく利用できる「Wing Pass(イブニング・ウィング号)」を期間限定で、2023年1月から開始します。
      • 2022年12月1日(木)から品川駅にて発売開始します。詳細は別途ホームページでご案内します。
    • 土休日の日中運転「ウィング・シート」の上り乗車可能駅を追加、利便性が向上します。
      • 2022年11月26日(土)から、三崎口~金沢文庫駅間のうち、従来6駅からのみご乗車いただいていた上りウィング・シートの乗車駅が、快特停車駅13駅全てから乗車可能になります。

    その他の改正概要

    平日ダイヤの主な変更点

    • 朝の通勤時間帯の一部「快特」を「特急」に変更します。(5本)
    • 同、京急久里浜駅および逗子・葉山駅始発の「特急・羽田空港行」を取りやめます。(2本)
    • 同、一部列車の金沢文庫~神奈川新町・品川駅間での12両運転を取りやめます(上り6本、下り2本)
    • 品川始発21時以降の一部「特急・三崎口行」を「特急・浦賀行」に変更します。(2本)

    土休日ダイヤの主な変更点

    • 三浦半島への観光での利便性をご提供するため、10分間隔で運転します。一方で、ご利用の少ない19時以降の京急久里浜~三崎口駅間を20分間隔で運転し、泉岳寺~三崎口駅間運転の「快特」を「特急」に変更します。(上下6本)
    • 19時以降の都営線~空港線への一部の下り「エアポート急行」を「快特」に変更します。(7本)

    始発・終列車関係の変更点

    • 京急蒲田駅始発5時24分の「快特」羽田空港行を「普通」に変更します。
    • 羽田空港第1・第2ターミナル駅始発「品川行」終列車の変更に伴い接続列車等関係列車の時刻・行先の変更をします。

    詳細な時刻について

    変更になる列車の時刻についてはこちらをご覧ください。

    また、京急電鉄のホームページから2022年11月中旬から掲載予定のダイヤ改正後の全駅時刻表をご参照ください。

    まちづくりとの連携

    目的

    リモートワークの定着等を背景に、鉄道沿線でのライフスタイルは大きく変化しています。今回のダイヤ改正を契機に、従来の「都心一極集中型の移動や拠点開発」ではなく、「鉄道、バスなどの移動サービス」と、「すまい、商業などの生活サービス」を連携させたサービスに一層取り組むことで、中核拠点を中心としたコミュニティを重視する、新しい時代の「多極型まちづくり」を目指します。

    具体的な取り組み

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    本ダイヤ改正以降、京急沿線エリアマネジメント構想「COCOONプロジェクト」および、MaaS基盤「COCOON」を活用し、移動と滞在が一元化したサービスの開発を目指します。

    現在、大田区では「おおたCOCOON」、横浜中心部では「横浜COCOON」WEBサイトも開設済みであり、沿線全域でデジタル基盤を活用した取り組みを強化します。

    その他

    • 京浜急行バスの一部エリアにおいてダイヤ変更

      一部のエリアにおいてご利用いただいている駅からの接続時間改善のため、京浜急行バスにおいても同日に一部ダイヤを変更し利便性維持および向上をはかります。

      • 詳細につきましては11月中旬を目途に、京浜急行バスホームページ等でお知らせいたします。
    • 「KQスタんぽ」サービスの終了について

      同サービスは、朝の通勤時間帯の混雑緩和を目的として実施してまいりましたが、コロナ禍におけるワークスタイルの変化や、今回のダイヤ改正により平和島~品川駅間の混雑分散化を図るため、2022年11月25日(金)をもってサービスを終了させていただきます。

      • 「KQスタんぽ」のサービス終了および終了キャンペーンについては、別途ホームページでお知らせいたします。

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    京急ご案内センター

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