ニュースリリース

2021年11月30日

「はまっこ電気」導入 第1号案件 ※1

京急線一部駅の業務用電力量を再生可能エネルギーに置き換えます

「アクアdeパワーかながわ」の導入で京急グループ本社の電力由来のCO2排出もゼロに

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:原田 一之、以下 京急電鉄)は、持続可能な社会の実現に向けた地球環境への取り組みとして、2021年12月分から京急線の一部駅における業務用電力量および京急グループ本社(横浜市西区高島1-2-8)で使用される電力量を、再生可能エネルギー由来の実質CO2排出ゼロの電力に置き換えます。

このたび、2021年12月分から、東京電力エナジーパートナー株式会社(本社:東京都中央区、社長:秋本 展秀、以下 東京電力EP)が横浜市内の事業者に提供する、横浜市内において創出した環境価値を活用した実質CO2排出量がゼロとなる電力メニュー「はまっこ電気」を第1号案件※1として導入し、横浜駅や上大岡駅をはじめとする横浜市内4か所の変電所から配電される計19駅において、業務用電力使用によるCO2排出量が実質的にゼロとなります。

同時に、神奈川県と東京電力EPが提供する、神奈川県営水力発電所から電力を調達するメニュー「アクアdeパワーかながわ」を、グループ12社が入居する京急グループ本社に導入することで、本ビルにおける電力由来のCO2排出量をゼロとするほか、電気料金の支払いを通じて神奈川県の環境施策の推進にも貢献します。

今回、2メニューの導入により、電力使用にともなう間接排出によるカーボンオフセットを進めることで、約2,525トンのCO2を削減したとみなされます。これは一般家庭約867世帯分相当※2であるほか、「はまっこ電気」の導入により京急線全駅の業務用電力量における間接排出のうち実質的に約25%のCO2削減につながります。

また、京急電鉄は、2019年1月に神奈川県と「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を締結しており、その取り組みの一環としてエネルギーや環境価値の地産地消にも貢献します。

さらに、「はまっこ電気」を導入する上大岡駅では、照明設備のLED化を進めており、今年度中に完了予定です。今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

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駅業務用電力イメージ
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上大岡駅 照明設備のLED化
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京急グループ本社
  1. ※1「はまっこ電気」の適用開始日が2021年度中となる契約
  2. ※2環境省「令和2年度家庭部門のCO2排出実態統計調査(速報値)」より算出

京急線一部駅の業務用電力量および京急グループ本社における再生可能エネルギーの導入について

「はまっこ電気」の導入について

概要

「はまっこ電気」は、2021年11月から東京電力EPが横浜市内の事業者向けに販売を開始した環境価値を有する電力で、横浜市が保有する焼却工場におけるバイオマス発電由来の環境価値や、東京電力EPが調達している横浜市内の太陽光発電由来の環境価値を活用することで、実質的にCO2排出量がゼロとなります。

実施期間

2021年12月~2022年3月(今回契約分)

  • 以降についても、脱炭素社会の実現を目指し導入を検討してまいります。

対象

京急本線京急東神奈川駅~金沢八景駅および逗子線金沢八景駅~逗子・葉山駅における業務用電力量

  • 横浜市内4か所の変電所から配電される計19駅
  • 業務用電力とは、駅構内照明、空調、駅務機器、踏切、信号などが対象

削減相当量(4か月分)

CO2換算約1,549トン(使用電力量:約357万kWh、一般家庭約532世帯分)

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電力供給の流れ

「アクアdeパワーかながわ」の導入について

概要

「アクアdeパワーかながわ」は、神奈川県と東京電力EPが提供する神奈川県営水力発電所から電力を調達するメニューで、電力由来のCO2排出量をゼロとするほか、電気料金の支払いを通じて神奈川県の環境施策の推進にも貢献します。

実施期間

2021年12月~2022年11月(今回契約分)

  • 以降についても、脱炭素社会の実現を目指し導入を検討してまいります。

対象

京急グループ本社(横浜市西区高島1-2-8)で使用する全電力

削減相当量(1年分)

CO2換算約976トン(使用電力量:約225万kWh、一般家庭約335世帯分)

神奈川県との連携協定について

京急電鉄は、2019年1月に神奈川県と「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を締結しました。その中の具体的な連携項目の1つとして「エネルギーの地産地消」を掲げており、今回の取り組みはその一環として実施いたします。

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電力供給の流れ
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京急グループ本社

(参考)

「コーポレートサステナブル戦略」について

京急グループ総合経営計画の公表にあわせて、「エリア戦略」「事業戦略」と並び、長期経営戦略の3つの柱の1つとして策定したものです。当社グループは、公共交通機関として、沿線の人々の暮らしに寄り添い、生活を豊かにする活動そのものがESGの考え方に則っていると認識しております。

新たに「コーポレートサステナブル戦略」を定め、温室効果ガス排出量削減をはじめ、非財務分野におけるKPIを設定することで、当社のESGの取り組みを定量・定性的に評価し、可視化する仕組みを構築しました。ESG経営をより深化させ、沿線への価値創造に注力し、企業としての価値向上に取り組んでいきます。

また2021年11月11日(木)に京急グループ初の「京急グループ統合報告書2021」を発行しました。

京急グループ本社について

所在地 神奈川県横浜市西区高島1-2-8
敷地面積/延床面積 2,603.91㎡/25,831.99㎡
規模/高さ 地下1階・地上18階・塔屋1階/85.55m