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413系・455系観光急行が7月4日運行開始!

イベント 2021-07-08
国鉄時代に製造された413系・455系は、製造から50年以上が経過する今では珍しい車両です。
特に観光急行で運行する3両のうち、「クハ455-701」は最後の国鉄形急行列車といえる特に貴重な車両です。
この日はまず 妙高のヘッドマークを付け、直江津発8:43分の妙高高原行8350Mと
折り返し、9:44発8347Mの快速で運転しました。
当日は朝から鉄道ファンが乗車のため集まり、ホームは大勢の人たちでにぎわいました。

お客様は東京をはじめとした首都圏や県内一円からの方が多かったようです。
通学で乗車された高校生と遠くからお越しになった鉄道ファンの混在が珍しい光景です。
たまたま乗り合わせた東京からの女性の方は、感動のあまり上越妙高で降りるところを往復ご乗車されていらっしゃいました。


中には413の製造年と同じ年のファンが、ご覧のようにプラカードをもってご乗車になられたり、屋外の撮り鉄の数も多く、ファン層のすそ野の広さを実感できる光景が見られました。



 直江津駅到着後 11:26分発の急行1号になりました。
 ヘッドマークが「妙高」から「越後」に変わりました。この名前は毎日変わります。
 ホームにはご乗車を待つお客様で行列ができていました。
 すごい人気ですね!!
 
 観光急行の、急行券が硬券ということもあり、車内では車掌が切符を拝見して入鉄する姿も見られました。


 車内では当時のカートなどによる飲み物や413・455のグッズ販売も行い、人気を集めていました。



筒石駅通過の際、車内からホームをご覧になる皆様が大勢いらっしゃいました。



 梶屋敷駅―えちご押上ひすい海岸駅間にある「デッドセクション」では 電源の切り替えで1分ほど車内のあかりが消えます。ご乗車の皆様が一斉に動画などを手に撮影する姿が、大変印象的でした。

尚、デッドセクションでの電源の切り替えが実施されたのは
2017年3月の快速485系のラストランが最後で、以降4年以上行われておらず、久しぶりです。
 車内では撮影をする人、アルコールをお召し上がりになる人、駅弁などを食べる人など、思い思いに、昭和の旅情を感じていらっしゃいました。
 
また、糸魚川駅(急行2号)で雪月花と並んだり、能生や名立駅で停車するなどのファンサービスもあり、皆さん思わぬサプライズに興奮気味でした。
 
 十日町からお越しの男性は「昔乗車した列車に、再びこうして乗ることができて、とても感動しています。いずれ食事などもできるといいですね」と話していらっしゃいました。
 東京からお越しの和歌山県出身の男性は「修学旅行で北陸に行ったとき乗ったことがある急行「立山」の思い出が蘇りました。また乗車したいです。」と話していらっしゃいました。
  学生の友人と乗車した10代の男性からは、「おじいちゃんのような古い列車が、今の列車に負けないで頑張って走っているのを見ると、応援したくなります。かんばってほしい。」という声も聞かれました。
 車内では455神社への浄財を募りました。
 大勢の皆様からご寄進をいただき、厚く御礼を申し上げます。
(快速車内で浄財を募る、鳥塚社長)


鳥塚社長のコメント
 これほど大勢の方の笑顔を乗せた列車になったことが大変うれしい。
また車内で「頑張っていらっしゃいますね」「この列車を残してくれてありがとう」という声をいただき、感動しております。
鉄道は夢と希望を乗せると私は思っておりますので、ご乗車の方それぞれの夢と希望を乗せて、鉄道で行く旅の楽しさを次の世代につなげてほしいです。