225系近郊形電車 と N700系7000/8000番代 が
「グッドデザイン賞」を受賞しました!
京阪神エリアで主に快速・新快速として運行している225系近郊形電車と、当社とJR九州が共同開発し、山陽・九州新幹線で主に「みずほ」「さくら」として運行しているN700系7000/8000番代が、平成23年10月3日、「2011年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。N700系7000/8000番代においては、「第11回ブルネル賞」に続く受賞となります。
※注釈 JR西日本とJR九州の共同応募
受賞理由については、グッドデザイン事務局から以下の評価コメントをいただいております。
【225系近郊形電車】
「この車両は特に安全性への配慮が徹底している。急制動時にも怪我などの事故につながりにくいよう、吊手や手すりなどのカラースキームにオレンジ色を採用しており、それが通常時でも目障りにならない範囲のアクセント色として解りやすいデザインとなっている。太めのグリップは握った際にしっかりと持てる工夫を、また角などに丸みを持たせた部品形態とするなどの配慮がなされていることもよい。地味ながら室内空間のトータル・デザインとして、安全性の向上を最優先のテーマとした取り組みを高く評価したい。」
【N700系7000/8000番代】
「日本の伝統工芸的な素材や技術、あるいは文化的技術を色濃く感じさせる客室空間は、2列&2列シートの採用でゆとりがある。木目使いやモダンな和風のイメージによって、関西圏と九州圏を結ぶ路線ならではの雰囲気を醸し出している。グリーン車座席のレッグレストや枕などの装備、女性専用のトイレやパウダールームなど、細やかな作り込みによって、従来からのN700系16両編成をベースにした基本構造をよく継承しながらも、山陽・九州新幹線区間特有のリゾート指向の旅客に対応した、新たな魅力が引き出されている点などを支持したい。」
今回の受賞を大きな励みとして、今後も車両の安全性・快適性を向上させることにより、お客様により満足いただける輸送サービスを提供してまいります。
※注釈 グッドデザイン賞
グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」を承継して、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会が主催する、わが国で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。
※注釈 車両の概要などについては別紙をご覧ください。(PDF形式 57キロバイト)
写真左:225系近郊形電車
写真右:N700系7000/8000番代