ニュースリリース

鉄道事業者として日本で初めて錯覚を活用した「錯視サイン」を導入

2019年01月28日

京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区、社長:原田 一之、以下 京急電鉄)は、2019年1月28日(月)から羽田空港国際線ターミナル駅において、錯覚を活用した案内サイン「錯視サイン」等の設置を開始しました。

「錯視サイン」とは、国籍や年齢を問わずに効果のある目の錯覚を活用した案内サインであり、実物の看板と異なり、床に貼り付けた絵が立体的に見えることから、視覚障がい者等の支障になることなく、ハッと目がいく案内を行うことができます。今回の本サイン設置により、増加する訪日外国人利用者を中心にエレベーター利用を促すことで、同駅構内における効率的な旅客誘導やエスカレーターからの手荷物落下による事故の防止を図ります。なお、錯視を駅構内の案内サインとして本格的に活用することは、鉄道事業者として日本初となります。

また、同日から錯視作品展「杉原厚吉のふしぎ?錯視展」を同駅にて約3か月間の期間限定で開催いたします。世界的錯視研究の第一人者であり、テレビ番組等のメディアでもお馴染みの明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)所長 杉原厚吉特任教授が生み出した“不可能立体作品”の展示を通して、国内外から訪れるお客さまを不思議な錯覚の世界にお連れします。

そのほか、京急電鉄の車両が壁から飛び出すフォトスポット「飛び出す!赤い電車とけいきゅん」を設置いたしました。羽田空港にお越しの際は、是非記念としてご利用ください。

エレベーターに誘導するフロアシート
「錯視サイン」

鏡に写し出す形が変わって見える“
不可能立体作品”を展示します。

京急電鉄の車両が飛び出す
フォトスポット

羽田空港国際線ターミナル駅における錯視を活用した「錯視サイン」等の設置について

設置開始日

2019年1月28日(月)

  • 錯視作品展のみ2019年5月6日(月・祝)までの限定開催

設置場所

羽田空港国際線ターミナル駅2階 改札内コンコース(EV付近)

設置内容

錯視サイン(トリックビジョン®)

案内サインが浮き上がるとともに床面に穴が空いている錯覚に陥る「錯視サイン」を、コンコース床面に設置。エレベーターへの誘導案内を行い、エスカレーターからの手荷物落下による事故の防止を図ります。

錯視作品展「杉原厚吉のふしぎ?錯視展」

世界的な錯視研究の第一人者であり、テレビ番組等のメディアでもお馴染みの明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)所長 杉原厚吉特任教授の錯視作品“不可能立体作品”を期間限定で紹介いたします。

フォトスポット「飛び出す!赤い電車とけいきゅん」(トリックビジョン®)

京急電鉄の車両が壁から飛び出す写真撮影スポット。

  • トリックビジョン®は株式会社ピアニジュウイチの登録商標です。

参考

杉原厚吉(すぎはらこうきち)

明治大学 研究・知財戦略機構先端数理科学インスティテュート 特任教授、工学博士、同インスティテュート所長。1973年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、電子技術総合研究所、名古屋大学、東京大学などを経て、2009年4月より現職。専門は数理工学。

ロボットの目を開発する研究の中で、不可能図形のだまし絵を立体化する手法を見つけ、立体錯視の分野へも研究を広げてきた。さまざまな不可能立体を創作し、立体錯視アーティストとしても活躍している。国際ベスト錯覚コンテスト優勝3回(2010年、2013年、2018年)、準優勝2回(2015年、2016年)。

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