昔の駅員の仕事を学ぼう!
展示品解説セミナー「通票閉塞器(つうひょうへいそくき)」を開催します
京都鉄道博物館
2018年3月に開催し、大変ご好評をいただきました展示品解説セミナー「通票閉塞器(つうひょうへいそくき)」を、9月にも開催いたします。「通票閉塞器」とは、駅と駅との間で列車が追突・衝突しないようにするための装置で、昔は地方の単線区間を中心に使用されていました。今回の展示品解説セミナーでは、この装置の概略を、昔の映像などを見ながら解説するとともに、駅員が取り扱っていた通票閉塞器の模擬実演をご見学・ご体験いただきます。現在はほとんど使用されなくなった通票閉塞器を通して、鉄道の安全運行を守ってきたしくみを学んでください。
1 開催日
9月8日(土曜日)・9日(日曜日)
2 時間
(1)11時、(2)13時、(3)15時 (各回:約30分)
3 場所
本館1階 車両工場(整理券配布も同じ)
4 定員
各回25名
5 内容
(1)関連映像を交え、通票閉塞の概要を解説
(2)通票閉塞器(実物)を実演・解説
※注釈:参加には、各回30分前から配布する整理券が必要です。
<通票閉塞・通票閉塞器とは?>
「通票閉塞」とは、単線区間における列車の追突・衝突を防止するため、駅と駅との間など、一定の区間(閉塞区間)を設定し、この区間では「通票(タブレット)」を所持している一列車のみしか運転できない(通票を所持していない列車は区間に入れない)というシステムです。「通票」は通行証の役割を果たし、閉塞区間に入る列車は駅でこれを受取らなければ、閉塞区間を運転して次の駅に行くことができませんでした。
「通票閉塞器」とは、通票の受け渡しなどを間違いなく行うために導入された装置で、駅員が取り扱っていました。
閉塞に応じた通票を持たないと運行ができない。この通票を確実に受け渡すために通票閉塞器が使われる。
通票閉塞器
○特別な車両公開 「クハ489形1号車」○
当館では週末を中心に、月替わりで展示車両の車内を公開しております。
1 開催日
9月の土曜日・日曜日・祝日
2 時間
(1)10時から12時まで
(2)13時30分から16時30分まで
3 場所
本館1階
クハ489形1号車
1971(昭和46)年製造。特急「白山」「雷鳥」などとして活躍。
大きなボンネットが特徴。
※注釈:運転席はご見学できません。
○今後のセミナー開催予定○
※注釈:開催日・内容は変更になる場合があります。各詳細については後日お知らせします。
○今後の特別な車両公開の予定○
各月とも、週末を中心に開催いたします。また、都合により公開車両は変更になることがあります。
※注釈:1月は週末に加え、24日(木曜日)・25日(金曜日)・28日(月曜日)・29日(火曜日)も開催します。
○鉄道おしごと体験 「建設中の駅を探険しよう!」○
京都鉄道博物館では、JR西日本の現役社員が、鉄道の安全性や技術、日々の仕事内容をお伝えする「鉄道おしごと体験」を、週末を中心に開催しております。このたび、建設中の梅小路京都西駅をご見学いただける内容で特別開催します。
1 開催日
10月28日(日曜日)
2 時間
(1)11時、(2)13時30分、(3)15時30分 (各回:約60分)
3 抽選場所
本館1階エスカレータ前
4 開催場所
新駅(梅小路京都西駅)建設現場
5 対象
小学生(要保護者同伴・同伴はお子様1名につき1人まで)
6 定員
各回:10名
7 内容
来年春の開業に向けて建設が進む「梅小路京都西駅」の工事現場にお入りいただき、ホームなどの見学や、工事現場のおしごと体験、はたらく車への乗車体験ができます。
※注釈:参加には、各回30分前から抽選場所で配布する整理券が必要です。希望者多数の場合、抽選を実施します。
梅小路京都西駅のイメージ
【京都鉄道博物館の休館日は、毎週水曜日と、12月18日・30日・31日、1月1日・8日・15日です。12月26日・1月2日は営業します。】