2018.02.21

平成30年2月21日、長良川鉄道における貨客混載輸送出発式が越美南線 関駅（岐阜県関市）にて行われました。

中部運輸局では、一昨年に「中部運輸局貨客混載輸送プロジェクトチーム」を立ち上げ、旅客と貨物をマッチングして事業化することについて検討を進めて参りました。

今回の事業は、物流総合効率化と地方鉄道の維持・活性化を同時に図るため、「旅客鉄道を利用した貨客混載輸送の取り組み」を地域の関係者とともに形成したもので、中部初の取り組みとなります。

出発式では、長良川鉄道社長より「様々な課題を抱える両者が貨客混載の取り組みを行うことで、双方にとって、非常にいい結果になると思っている。環境負荷の低減等、社会的にも貢献もできる。」とのご挨拶があり、中部運輸局長からは「将来にわたって、持続可能なネットワークを構築する観点から、地域の活力の維持や価値向上に向け、引き続き連携いただくことをお願いしたい。」と今後の更なる発展への期待ととともに祝意を表しました。

今後も貨客混載輸送の輸送量・輸送区間の段階的な拡大や上下線での輸送等、より生産性の高いサービスを目指す取り組みを目指すとともに、他の地方鉄道や路線バス等における貨客混載輸送の取り組みを支援して参ります。