2017年度 京都支社列車事故総合訓練を実施しました
福知山線列車事故の教訓を踏まえ、「お客様の救護」と「併発事故の阻止」を最優先に、事故現場におけるお客様の避難誘導や救護、関係機関との情報連絡・連携など、社員の対応能力向上を目的として、警察、消防、医療関係機関および当社が合同で「列車事故総合訓練」を実施しました。
1 日時
2017年11月8日(水曜日) 午後5時15分から午後6時45分まで
2 場所
吹田総合車両所 京都支所構内
※注釈:東海道線向日町駅に隣接する車両の検査・修繕を担当する部署です。
3 想定
大阪駅発、金沢駅行き上り特急列車が長岡京~向日町駅間を走行中、踏切内に立往生している自動車を発見、非常ブレーキを使用したが間に合わず衝撃し停車した。先頭から1両目が脱線し、多数のお客様が負傷。
4 主な訓練項目
○乗務員による併発事故(二重衝突)の防止
○指令所など社内の情報伝達体制の確認
○関係部外機関(消防・警察など)への速報体制確認
○お客様救護活動の実施
・列車に乗り合わせていた当社社員による初期対応
・消防、警察、当社社員の連携
・トリアージ(傷病者の緊急度や重症度に応じた治療優先順位の決定)の実施
・医療関係機関による医療救護活動の実施
○救護活動時の救助関係者の安全確保
○夜間の不利な条件での救護活動実施
5 参加者
京都府鉄道本部鉄道警察隊
京都府向日町警察署
乙訓消防組合
京都第一赤十字病院
京都岡本記念病院
国立病院機構京都医療センター
洛和会音羽病院
京都中部医療センター
乙訓地区医師会
JR西日本
総計:約260名