絶景の山陰線を駆ける、新観光列車の列車名とデザインについて
JR西日本では、2017年9月から12月に開催する「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」を契機に導入する新たな観光列車について、列車名やデザイン、運行概要などが決定しましたのでお知らせいたします。
1 列車名
「○○のはなし」(読み:まるまるのはなし)
【列車名に込めた思い】
本州最西端・・・響灘や日本海に面し、心奪われる美しい海岸美が続く山陰線。そこには、日本と西洋をひき合わせた志士達の歴史や文化、美味しい海の幸やお酒など、見て、聞いて、感じてみたいさまざまな「はなし」が息づいています。美しい海岸線とともに、萩(は)・長門(な)・下関(し)を辿り、思い出に残る「はなし」の旅をお楽しみください。
2 外観イメージ
本州最西端の山口県(萩、長門、下関)は、日本と西洋をひき合わせるきっかけとなった歴史が息づくことにちなみ、「西洋に憧れた日本(洋)、西洋が憧れる日本(和)」をコンセプトに、2両別々のデザインとしました。また外装には「洋と和をつないだ海」が2両にまたがり、この地の歴史を見守ってきた花として、「夏みかんの花」、「ハマユウ」を各所にあしらいました。
※注釈:夏みかんの花は萩市の果実。天然記念物の原木は長門市に現存。
※注釈:ハマユウは下関市の花。山陰線沿線の海岸沿いに生息。
【外観イメージ】
【走行イメージ】
3 内観イメージ
本州最西端の響灘や日本海の海岸美をお楽しみいただけるよう、窓枠を極力大型化したほか、海側を向いた座席を配置(ボックス席を除く)。沿線の自慢の品々がお買い求めいただける販売カウンターや、さまざまな「はなし」に出逢えるイベントスペースを設置。
4 運転計画
(1)列車種別
快速列車(全車指定席)
・キハ47系気動車 2両編成
・定員60人(洋32人、和28人)
※注釈:乗車券のほかに、指定席券(520円)が必要です。
(2)運転区間、運転時刻
【新下関〜下関〜長門市〜東萩駅】
※注釈:長門市駅では後続の普通列車(仙崎行き)にお乗り換えいただけます。
【東萩〜仙崎〜長門市〜下関〜新下関駅】
(3)運転開始日
2017年8月5日(土曜日)
(4)運転日
土曜日、日曜日、祝日に運転を行います。