「大阪環状線改造プロジェクト」
寺田町駅ホームで発見された旧駅名標を現地で保存します!
JR西日本グループでは、平成25年度から「大阪環状線改造プロジェクト」をスタートし、大阪環状線のイメージ刷新とお客様満足度向上を図るため、さまざまな施策を展開しています。
現在、寺田町駅では「明るい、きれい、わかりやすい」を基本コンセプトに改良工事を進めておりますが、その工事中に、駅開業の1932年(昭和7年)当時に設置された可能性のある駅名標が発見されました。
寺田町駅や駅名標の歴史を物語る重要な史料であり、長きにわたり大阪環状線を見守ってきた貴重な鉄道遺産として、現地で保存することといたしましたのでお知らせします。
1 寺田町駅ホーム旧駅名標について
(1)発見日
平成27年8月28日(金曜日)未明
※注釈 寺田町駅2番のりば(外回りホーム)壁面の塗装作業に伴い広告看板を撤去したところ、壁面に直接手書きされた古い駅名標を発見
(2)本駅名標の由来
駅名標上にうっすらと残る右横書き(右から左への駅名表記)の形跡などから、駅名標自体は戦前に設置されたものであると推定され、1932年(昭和7年)の寺田町駅開業当時のものである可能性があります。
1945年(昭和20年)の大阪大空襲などの戦火をまぬかれ、戦前の姿をそのまま残す形で、本駅名標は終戦後間もない時期に左横書き(左から右への駅名表記)に書き替えが行われたと考えられます。
※注釈 簡易年表はこちらをご覧ください。(PDF形式 71キロバイト)
2 復元・保存について
一部欠損した部分を復元したうえで、現地(発見場所)において保存します。
(1)復元工事竣工(しゅんこう)予定日
平成28年5月29日(日曜日)
(2)発見時の状態・完成イメージ