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ニュースリリース

2016年5月12日
列車の運行

SL「やまぐち」号用新客車の詳細 体験・学べるスペースも

 当社は平成27年3月、山口線新山口〜津和野駅間で運行しているSL「やまぐち」号に、SL全盛期の旧型客車を復刻した新客車を投入することをお知らせしました。(詳しくはこちらをご覧ください。
 平成29年9月から12月にかけて開催される「山口デスティネーションキャンペーン」に合わせて準備を進めており、6月ごろより本格的な車両製造を開始することから、現在の状況をお知らせします。

詳細

1 SL「やまぐち」号の新製客車

 他のSL客車と一線を画すこと、最新の機能を当時の形状で再現し、快適性とレトロ感を両立することをコンセプトに製造します。
 今回の新製客車は、旧型客車のイメージを踏襲しつつ、時代にマッチした利便性と快適性を持ち合わせており、SL全盛期の列車の旅をご存知のご年配の方には、どこか懐かしく感じていただけるもの、またご存知でない世代やお子様連れのお客様には、長く記憶に残る新鮮で快適な時間をお楽しみいただけるものとしたいと考えています。

【客車全体イメージ図】
 客車全体イメージ図

(1)新客車の車内設備等
 1号車では、当時の1等車の重厚な雰囲気を味わっていただくため、展望室、展望デッキを再現し、さらに床や座席には木材を使用して当時の質感を再現します。また窓を開けることができるため、大自然の爽やかな風や機関車から漂う石炭のにおいを感じることで、いっそうSL乗車を楽しんでいただけます。快適性の工夫として、復刻元のオハ31ではボックス席の幅が1300ミリメートルでしたが、新客車ではその幅を1700ミリメートルに拡大します。そのほか、バリアフリーへの対応や多目的トイレ、温水洗浄機能付きトイレ、各車両のベビーカー置き場、現代の大きい荷物に対応した荷物棚の設置など、現代の車両ならではの快適性を備えたものとしています。

【車内設備表】
 車内設備表

(2)SLを体験・学べるスペース(3号車)
 3号車には座席のほかに体験・学べるスペースを設け、実際の山口線の映像でSL運転を体験できる運転シミュレーター「機関士体験 走れSL『やまぐち』号」や、かまたき体験ゲーム「走れSL 罐焚き(かまたき)ゲーム」、SLを紹介するパネル展示など、お子様に学びながら楽しんでいただけるコーナーを設置します。
 SL車内で楽しめるSL運転シミュレーターは全国初となります。

【3号車体験・学べるスペースイメージ図】(左側:運転シミュレーター、右側:かまたき体験ゲーム)
 フリースペースイメージ図

2 おもてなし
 当社グループ会社や沿線の皆様と連携し、こだわりのSL弁当や車内での特産品の販売、PR、停車駅でのおもてなしなどを検討しています。

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