一部車両の台車に取り付けた部品に傷が見つかった事象について
このたび、吹田総合車両所において、一部車両の台車に取り付けた部品に傷が入っているのが見つかりました。また、その後の調査で、網干総合車両所明石支所において、同形式の車両4両に同様の事象が見つかりましたので、お知らせいたします。
1 概要
平成27年7月8日(水曜日)、吹田総合車両所係員は、207系車両の要部検査の際に、台車に取り付けた部品(台車にモーターを取り付ける台座)に傷(長さ23センチメートル、深さ9ミリメートル)が入っているのを見つけました。
その後、7月22日(水曜日)にかけて同形式の台車の車両(251両)を調査したところ、網干総合車両所明石支所において、4両の車両の台車に取り付けた部品に傷が入っていることが判明しました。
※注釈 要部検査とは、4年に1回または60万キロメートル走行した車両に行う検査で、車両の重要な装置を取り外して行う検査です。
2 原因
当該箇所に力が繰り返しかかったためと考えられます。
3 対策
傷については、ふさぐ処置を行いました。原因の調査結果を待ち、傷を生じさせない対策を検討してまいります。
4 その他
今回傷が見つかった箇所は台車の主要構造部ではありませんので、列車の走行に影響を与えるものではありません。