ニュースリリース

2025年03月06日

持続可能な鶴見川を目指す「Let'sツルスイ大作戦」をミュージカル化し生麦駅と京急ミュージアムで展開

小学生✕京急が産学連携で鶴見エリアの課題解決に取り組みます

京急高架下に壁画を描く活動で高架下を魅力的な地域シンボルへ

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)は、横浜市立鶴見小学校(所在地:横浜市鶴見区中央、学校長:田中 昌彦、以下 鶴見小学校)と連携して、駅や高架下、京急ミュージアムなどの地域資源を活用することで、鶴見エリアが直面する課題の解決や地域活性化を目指すエリアマネジメント型の企画を開催いたします。

鶴見小学校5年生が2021年から鶴見川の環境美化や生態系の情報発信などに取り組む環境保全活動「Let'sツルスイ大作戦」(以下 ツルスイ)は、鶴見川の魅力と課題をテーマとしたミュージカルとして表現するもので、活動拠点である干潟の最寄り駅である京急線生麦駅構内でミュージカルのPR活動や、生態系研究など活動成果の展示を行うほか、ミュージカルを京急ミュージアムで一般公開します。
児童が主体的に取り組む環境問題の発信を駅やミュージアムで行うことで、地域住民や沿線利用者に向けて環境意識の醸成を図り、交通事業者と教育機関が連携して課題解決を後押しするモデルを創出します。

また、同じく鶴見小学校3年生が取り組む京急鶴見駅付近での高架下壁画制作では、高架下周辺の明るく安全なまちづくりと、子どもたちの創造力を地域の魅力に転換することを目指します。

これらの活動により、子どもたちが自分たちの手でまちのイメージ向上に貢献し、地域に愛着を持つきっかけをつくるとともに、鶴見区エリアのエリアマネジメント活動に取り組んでいきます。

この取り組みは、2024年5月に公表された京急グループ第20次総合経営計画および京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」における「駅から広がる面的なまちづくり」や「水辺のライフスタイルの実現」に沿った具体策であり、地域住民・学校・鉄道事業者が一体となる新しい沿線価値づくりの試みです。

京急電鉄では今後も「newcalプロジェクト」を通じ、地域の多様な主体による自発的活動を"つなぎ、続けていく"エリアマネジメントの仕組みをさらに強化し、鶴見区エリアをはじめとした沿線全体の課題解決と魅力向上に寄与してまいります。

ミュージカル
稽古風景
鶴見川干潟清掃
鶴見川生物採取

小学生✕京急が産学連携で鶴見エリアの課題解決に取り組みについて

小学生✕京急が産学連携で鶴見エリアの課題解決に取り組みについて

ツルスイ活動内容の展示

実施期間 2025年3月6日(木)~12日(水)
場所 京急線生麦駅構内
実施内容 「ツルスイ(鶴見水族館)」の活動内容、鶴見川の生きものをキャラクター化したイラストの展示

ツルスイ活動ミュージカル

実施日 2025年3月10日(月)
実施時間 開場時間:10時00分、開演時間10時30分(公演時間30分~40分間)
場所 京急ミュージアム
タイトル ツルスイミュージカル「僕たちの愛」
実施内容 鶴見川の源流から湧き出た水が海まで旅する中で、ゴミ問題をとおし、川や生き物といった自然への愛に気づき環境問題を考える物語です。

京急鶴見駅付近高架下万年塀を活用した壁画制作

実施日 2025年3月上旬から3月中旬
場所 横浜市鶴見区鶴見中央4丁目5番付近
掲載期間 2025年3月~2028年3月
テーマ 「つるみのまちの好きなところ、もの」
実施内容 テーマにそって児童が考えた鶴見の魅力について、「まちを明るくする」ことを目的に、子ども達が考え、デザインしたものを壁画にする。

参考

参考

ツルスイ(鶴見水族館)の取り組み

Let'sツルスイ大作戦について

名称 STGs~持続可能な多摩川を目指して~Let'sツルスイ大作戦
概要 鶴見小学校が総合的な学習の時間を活用し、2021年から毎年取り組んでいる。
鶴見川に残された干潟(生麦駅周辺)の生態調査や河川の清掃活動といったフィールドワークに取り組むほか、活動のPR活動も行っている。
ツルスイミュージカル 活動に共感した元劇団四季脚本家の協力を得て、児童が脚本原案を作成。
公演は、3月20日(木)鶴見小学校体育館、24日(月)パシフィコ横浜にて開催。
ツルスイパン 鶴見市場駅前「Aliceのパン工房」の協力を得て、小学生が企画したパンの製造販売を実施する。

沿線価値共創戦略について

2024年5月に発表した京急グループ第20次総合経営計画にて掲げる長期ビジョン「【移動】と【まち創造】2つのプラットフォームが織りなす相互価値共創のスパイラルにより持続的に発展する沿線」の実現に向け、「沿線価値共創戦略」(以下 本戦略)を策定いたしました。

また、京急グループが目指す新たな沿線まちづくりの形として、沿線のなかに「住/働/楽/学」機能が揃う中核拠点を複数配置し、一極集中型の輸送モデルから地域間をつなぐ交通網の整備による「多極型まちづくり」を目指しています。本戦略のもと、「移動プラットフォーム」では、MaaS基盤の整備等を通じた新たな移動需要を創出し、「まち創造プラットフォーム」では、エリアマネジメント活動を推進することで地域の賑わいとつながりを強化し、外部を巻き込んだ地域内の共創を目指していきます。

【移動とまち創造プラットフォームの
事業方針と施策のポイント】


京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」について

  • 開始日

    2024年3月14日(木)

  • 名称

    「newcal(ニューカル)プロジェクト」

  • 名称由来

    「new」+「Local」

    新しいローカル(Local)のあり方を地域の方々と⼀緒になって生み出し、その地域ならではの新しい魅力を発見(Newな発見)し、より多くの人に届けていく構想です。

    「Local」のあり方が今後も注目される中、京急グループがその「新しいLocal」のあり方を、エリアマネジメントによって見出していく意思も込めています。

    また、「ニューカル」という響きは、「new culture = カルチャー」を感じさせ、その地域ならではの新しい文化を地域の方とともに生み出していく想いも込めています。

  • 目的

    「沿線価値共創戦略」において重視する、地域との連携を具体化する4つの共創活動の「組織化」「地域拠点整備」「MaaS整備」「モビリティ整備」の推進を通じた将来像として、デジタル基盤とともに沿線地域が一体となったサービス「EaaS(ENSEN as a Service)」の構築を目指します。