近鉄19200系「あをによし」のご紹介

<50745>近鉄19200系観光特急「あをによし」

▲<50745>近鉄19200系観光特急「あをによし」の試作品。本ページに掲載している模型写真は、いずれも試作成型品を手作業で塗装したものです。監修中のため、実際の製品と異なる場合がございます。

観光特急「あをによし」は日本の歴史や文化、食の楽しみにあふれる三都、大阪・奈良・京都を直通で結ぶ列車で、2023年1月現在、1日8便が運転されています。
使用される19200系は、12200系「スナックカー」を改造した4両編成で、奈良の「和」の美しさ、尊さをコンセプトとしてデザインされました。車体には正倉院の宝物をモチーフとした、天平文様などがデザインされていおり、車体は天平時代に高貴な色とされた紫色があしらわれています。
<50745>近鉄19200系観光特急「あをによし」

▲写真手前から1号車19301+2号車19251+3号車19351+4号車19201。2号車の大きな窓は「サロンシート」です。

グリーンマックスでは、12200系「スナックカー」シリーズを発売していますが、今回の製品の19200系「あをによし」では、設計を一から見直し、車体長を忠実に再現して全て新規で作成し、12200系「スナックカー」から大きく変更された窓割を再現します。前面に掲げられている花喰鳥をモチーフにしたエンブレムは別パーツに印刷を施し立体的に表現します(取り付け済みとなります)。
12200系と19200系

▲既存製品の12200系「スナックカー」と19200系の試作品。

19301のヘッドライト点灯状態

▲近鉄奈良方先頭の19301のヘッドライトと種別灯の点灯状態。

19301のテールライト点灯状態

▲近鉄奈良方先頭の19301のテールライトの点灯状態。

先頭車のライトユニットは新規設計で、台枠下部に設置された種別灯と尾灯も美しく点灯します。
2号車19251

▲2号車の19251。奈良線では北側、京都線では東側となる面にはサロンシートが3区画設置されています。

製品は、サロンシート・販売カウンターのある2号車19251と、車椅子での利用に対応した3号車19351の内装を再現するため、動力車を大阪難波・京都方先頭4号車の19201に設定しました。
各車妻面では、特徴的な窓形状となった貫通扉を再現し、貫通路を引き締める幌パーツも取り付け済みとなります。両脇の転落防止幌基部も彫刻で表現します。側面の行先方向幕は各車ともガラス側に表現し、室内灯を組み込んだ際には点灯する様子が再現できます。
19251海側

▲2号車の19251。奈良線では南側、京都線では西側となる面。4つ並んだ縦長の窓は販売カウンターに面しています。

カウンターの内装パーツ

▲2号車内装パーツの販売カウンター。左側にある曲線を帯びた部分は、スイーツが陳列されるケースを再現しています。

カウンターに面した窓

▲カウンターに面した窓。車内に設置されている手すりを窓ガラスパーツへのモールドで再現しています。

実車の販売カウンター

▲実車の販売カウンター

カウンターに面した窓

▲カウンターに面した窓。窓下辺より上に手すりが設置されています。

2号車に3区画設置されている「サロンシート」はシートとテーブルだけでなく、大きな窓から覗いたときに見える、各区画を仕切るパーテーションをクリアパーツに印刷を施して再現。テーブルに設置されている「瑠璃坏(るりのつき)」をモチーフにしたガラス製のスタンド照明はクリアブルーの別パーツを使用しています。
実車のサロンシート

▲実車のサロンシート

サロンシート部分の内装パーツ

▲サロンシート部分の内装パーツ。別パーツを多用することで特徴的な室内を再現します。

大きな窓が3つ並んだサロンシート部

▲実車では幅約2m、高さ1.2mと、近鉄最大の側窓からは内装パーツがよく見えます。

<50745>近鉄19200系観光特急「あをによし」

▲3号車19351の下回り。車椅子スペースと車端部にあるトイレの壁も再現します。

1・3・4号車に配置される「ツインシート」。こちらもテーブルに設置されているスタンド照明はクリアブルーの別パーツを使用しています。写真の3号車のほか、4号車は動力ユニットに対応した内装パーツ、1号車も専用の内装パーツで、4両全てに専用の内装パーツを使用します。
ツインシート

▲「ツインシート」でもテーブルライトがアクセントとなります。

ツインシートの内装パーツ

▲「ツインシート」部分の内装パーツ。

実車の「ツインシート」

▲実車の「ツインシート」。

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