雪を楽しめると好評な、”雪月花新井コース”

　コースは糸魚川駅をスタートして直江津経由で新井に停車し、新井の辛味香辛料の名物「かんずり」の材料となる「唐辛子の雪さらし体験」を行った後、地元で江戸時代から続く老舗酒蔵　君の井酒造を巡ります。

　お客様は遠く福岡や神奈川、台湾・香港など、雪の少ないところからの方が多かったようです。新井駅では駅係員などが、歓迎の横断幕で出迎えました。
　
　初めに妙高市の辛味調味料の製造会社　「かんずり」では、材料となる「唐辛子の雪さらし」を体験しました。
　１月２６日までは雪のなかった新井駅周辺ですが、２６日夜半から２７日かけて３０センチほど降雪があり、絶好の雪さらし日和となりました。東條 昭人社長が「唐辛子は雪にさらすとまろやかになり、うまみが増します。今回の唐辛子は３年後に製品化され、店頭に並びます。」と説明し、早速雪さらしにチャレンジしました。

　皆さん童心に帰ったように、思い思いのスタイルで雪原の中に真っ赤な唐辛子を楽しそうにまいていらっしゃいました。　中には雪遊びをする子供たちも見られました。

　福岡からお越しになった女性は「テレビで雪の中を走る雪月花を見て、是非雪を見たくて参加しました。ちょうどタイミング良く雪が降ってラッキーでした。、感動しながら参加しています。」と感激した様子で話してくださいました。

　その後、江戸時代から続く老舗の酒蔵を見学しました。
　こちらの酒蔵は昔の面影がいたるところに残る雰囲気ある酒蔵で、お酒も国内外で金賞などを受賞しており、かって鉄道会社のＣＭ撮影のため、吉永小百合さんが訪れたこともあります。

　皆さんは酒蔵の中や酒米の精米所などを見学し、試飲などを楽しんでいました。

　神奈川からお越しのご夫婦は、「雪が降っている酒蔵は風情があります。　雪にあこがれ、来てみたので、雪を見たり、踏みしめたり、雪のある風景を眺められて感激しています。来て良かったです。」と話していらっしゃいました。


　皆様はこの後雪月花に戻り、駅の雪だるまや駅係員の見送りを受けながら、二本木に向かい、スイッチバックや雪原の風景を楽しんだりしていらっしゃいました。