JR九州の観光列車「SL人吉」として車両を牽引(けんいん)する蒸気機関車「58654号機」が18日、100歳の誕生日を迎え、記念セレモニーが行われた。引退から2度の復活を果たして九州各地を走り続け、1988年以降の利用者数は累計約90万人というが先月、2024年3月での運転終了が発表された。

 定時より2分遅れの午前11時18分、JR八代駅(熊本県八代市)の2番線にSL人吉が煙を上げながら到着すると、約500人のファンが歓迎した。中には、「おめでとう」「走り続けて、これからも」などのメッセージが書かれたボードを手にした人も。

 「58654号機」は、「ハチロク」の愛称で親しまれた「8620型」の一つとして1922年11月18日に製造された。

 75年に一度引退し、肥薩線矢…

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