日韓航路が再開 博多から釜山へ新型船が3時間40分で結ぶ

小川裕介
【動画】博多港を出港し、釜山に向かうクイーンビートル=堀英治撮影 
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 JR九州高速船は4日、博多―釜山(プサン)の日韓航路を約2年半ぶりに再開した。新型コロナウイルスの水際対策の緩和を受け、新型高速船「クイーンビートル」(QB、定員502人)が3時間40分で日韓を結ぶ。

 4日朝、福岡市博多港で、キャリーバッグを引いた観光やビジネス目的の客が次々に出国審査を済ませ、乗船した。予定されていた記念式典は、韓国ソウル・梨泰院(イテウォン)で150人以上が亡くなった雑踏事故を受けて中止された。

 2020年3月の休止前は、ジェットフォイル(高速水中翼船)の「ビートル」(191人乗り)3隻が運航していたが、いずれも売却が検討されている。QBは20年秋に新造され、これまではコロナ禍で国内で遊覧船として利用されていた。休止前より所要時間は30分ほど延びるが、定員は2・6倍に増えた。

 当面は週末のみの運航で、12月以降のダイヤは未定。11月中の特別運賃は通常の半額で、大人は片道8千円(スタンダードクラス)。(小川裕介)

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