メーテル像のマスク消える 針金で固定「持ち去られた可能性も」

亀岡龍太
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 三重県伊賀市の伊賀鉄道上野市駅前にある「鉄郎とメーテルのブロンズ像」のメーテル(高さ約90センチ)が着けていたマスクが、10月中旬に消えた。コロナ感染防止の啓発として着けさせた小さな手づくりのマスクだ。管理する市の担当者は「針金で止めて風で飛ばされないようにしており、持ち去られた可能性もある」とし、警察に届け出ることにしている。

 市交通政策課によると、ブロンズ像は、もともと近鉄が1998年に市内の別の場所に設置。「銀河鉄道999」などで知られる漫画家松本零士さんがデザインした伊賀鉄道の忍者列車の利用を促す目的などで、市が9年前に譲り受け、現在地に移設した。

 メーテルのマスクは、コロナ禍が始まった直後の2020年5月に感染防止の啓発として着用。以来、古くなれば交換し、消えたマスクは伊賀鉄道全線開通100年のロゴ入りで今年7月につけ替えていた。駅関係者が10月中旬にはマスクがあったのを記憶していたという。(亀岡龍太)

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