緊急走行中のパトカーが踏切の遮断棒と接触、南海電車が緊急停止

松永和彦
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 29日午前7時半ごろ、大阪市浪速区立葉1丁目の南海高野線の踏切で、緊急走行中のパトカーが、下りてきた遮断棒と接触した。踏切を抜けたパトカーの警察官が電車の緊急停止ボタンを押し、やってきた電車はブレーキをかけたものの、パトカーとの接触で折れた遮断棒をひいてから停止した。警察官や電車の乗客らにけがはなかった。

 大阪府警浪速署によると、パトカーは男性巡査長(25)が運転し、助手席の男性巡査部長(42)と共に警備会社からの通報があった現場へ走っていた。サイレンを鳴らしていたため警報音に気づかず踏切に入り、パトカーの赤色灯が、下りてきた踏切入り口の遮断棒に接触したという。

 南海電鉄によると、緊急停止したのは岸里玉出発汐見橋行きの2両編成の普通電車で、約10人が乗っていた。5分ほど遅れたという。現場の遮断棒はすでに取り換えているという。

 同署の京楽健大副署長は「再発防止に向け、指導を徹底してまいりたい」とのコメントを出した。

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この記事を書いた人
松永和彦
和歌山総局
専門・関心分野
高校野球、吹奏楽、地方行政