博多―釜山の定期航路を再開 JR九州高速船「クイーンビートル」

加藤裕則
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 JR九州高速船は26日、高速船による博多―釜山(韓国)の運航を再開すると発表した。11月4日からで、11月中は週末限定にする。同社による日韓の定期航路は新型コロナウイルスの感染拡大で2020年3月から休止していた。

 運航するのは新型の高速船クイーンビートル(定員502人)。オーストラリアで造られ、20年秋に博多港に運ばれてきた。博多―釜山が運休の間は、福岡湾や博多―門司(北九州市)の遊覧などに活用してきたが、釜山線の状況を見ながら取りやめる意向だ。

 11月の博多発釜山行きは4、5、12、19、26日の運航。午前9時博多発で午後0時40分釜山着。釜山発博多行きは4、6、13、20、27日で、午後3時釜山発で午後6時40分博多着。

 運賃は片道1万6千円(スタンダードクラス)で、11月中は特別運賃として半額の8千円で提供する。当分の間、予約は電話のみで、予約案内センター(092・281・2315)で受け付ける(午前9時~午後5時)。博多発は空席があれば予約なしで乗船できるが、釜山発は前々日の午後5時までの予約が必要。

 12月の運航予定は11月中旬以降に公表するが、12月前半はドック入りの予定。コロナ前、複数のビートルで1日に2、3往復しており、順調に行けば、年末年始は毎日の運航を検討したいという。(加藤裕則)

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