豪雨から11年、つながった秘境路線 「マイレール守る」が使命

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斎藤徹
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現場へ! おかえり 只見線①

 山深い渓谷を蛇行する只見川に沿うように、列車がゆっくり走る。奥会津の雄大な景色の中、列車はトラス橋やアーチ橋をガタゴトと渡り、青や赤のトタン屋根の集落を抜けていく。

 「日本有数の秘境路線」と言われるJR只見線。福島県内の会津川口―只見間で壊滅的な被害を受けた豪雨災害から11年をへて、1日、会津若松と小出(新潟県魚沼市)を結ぶ135・2キロの全線が再びつながった。

 福島県只見町の酒井治子(41)はこの日、小出駅発の上り一番列車に乗った。沿線では、たくさんの地元住民や観光客が手を振っていた。

今月1日、奥会津を走る「秘境路線」JR只見線が全線再開しました。2011年7月の豪雨で被災してから11年ぶりです。只見線を次世代に残したい。住民や関係者はそんな思いで、これからを見据えています。

 「みんなこの日を待っていた…

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