ネコ駅長に献花相次ぐ 「らぶロス」ファン、週末には全国から1千人

力丸祥子
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 「らぶロス」が全国に広がっている。

 5日に永眠した会津鉄道芦ノ牧温泉駅(福島県会津若松市)の2代目名誉駅長、雄ネコの「らぶ」を追悼しようと、全国からファンが献花に訪れている。

 6日朝から駅舎の待合室に献花台が設けられ、らぶの遺影が置かれている。週末には全国から約1千人以上が駅に詰めかけ、なかには悲しみのあまり泣き崩れたり、「仕事に集中できなかった」と「らぶロス」を訴えたりする人もいたという。こうして手向けられた花束やキャットフードは今や、待合室の半分を埋め尽くすほどになっている。

 訃報を知らせるらぶの公式ツイッターのつぶやきは、7千以上リツイートされている。

 らぶは2015年12月から駅長に就き、乗客のおもてなし役を担ってきた。今年8月に慢性腎臓病が見つかり、療養中だったが、5日に永眠した。8歳だった。

 会津鉄道の担当者は「駅長の偉大さを改めて実感している」と話す。当面は献花台を設ける。お別れの会は11月5日に芦ノ牧温泉駅の駅前広場で開く。ツイッターらぶ駅長【公式】(@ashinomakionsen)でも発信している。(力丸祥子)

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