名誉ネコ駅長「らぶ」が永眠 会津鉄道の芦ノ牧温泉駅で人気者

力丸祥子
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 多くの人に愛された会津鉄道芦ノ牧温泉駅(福島県会津若松市)の2代目名誉駅長、雄ネコの「らぶ」が5日、永眠した。8歳、死因は慢性腎臓病だった。後日、お別れの会を開くという。

 会津鉄道によると、らぶは2015年12月24日から駅長に就き、乗客のおもてなし役を担ってきた。

 今年8月から体調が悪化し、休養していた。一時は散歩ができるほどに回復し、「職場」だった駅舎をじっと見つめる姿も目撃されていたが、容体が急変したという。担当者は「飼い主にみとられて、静かな最期でした」と話した。

 らぶは、弟で施設長の雄ネコ「ぴーち」(病気で療養中)とともに、ブロマイドやぬいぐるみ、ファイルなどのグッズが販売されるほど大人気だった。いまはアテンダントの雌ネコ「さくら」が活躍している。今年、3匹の日常などを描いた映画「劇場版 にゃん旅鉄道」も公開された。

 会津鉄道の担当者は「我々の大切な存在を失った」と語った。(力丸祥子)

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