開業から4日目で初の運休 足止めされた記者が見た「かもめ」の弱さ

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三沢敦 寿柳聡
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 【長崎】在来線のトラブルを受け、開業4日目で初の運休が発生した西九州新幹線「かもめ」。県外での所用を終え、新幹線で長崎に戻ろうとしていた記者も、リレー特急が発着するJR博多駅で一時的に足止めを食らった。

 午前11時半、博多駅の在来線改札。武雄温泉で新幹線に接続するリレー特急の発車時刻が電光掲示板に表示されていない。「乗り場を間違えたかな」。係員に尋ね、踏切事故を知らされた。立ち往生しているトラックの撤去に時間がかかり、復旧の見通しはまったく立たないという。

 西九州新幹線の開業で博多から長崎へは最短1時間20分で結ばれ、これまでより30分短縮された。「昼までに博多を出れば、午後2時からの勤務に間に合う」。そう計算して帰りのスケジュールを立てていた。

 「困ったなあ」。バスターミ…

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