【動画】「日本一のエンタメ鉄道」を目指す銚子電鉄=嶋田達也、遠藤雅彦撮影
銚子電鉄
製造から約60年の電車はピンク色であふれていた。
荷棚や天井にはピンク色のバルーン。座席にはピンクのぬいぐるみ。照明は色とりどりに変化し、車内放送からは歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんの沿線案内が流れてくる。貸し切り列車ではない。銚子電鉄(千葉県銚子市)の定期列車だ。
新生姜(しょうが)で知られる栃木県の岩下食品とタイアップした「ピンクニュージンジャー号」。ぬいぐるみは同社の公式キャラクターで、昨年から走っている。何度も窮地に立たされてきた銚電は、その度に斬新なアイデアを繰り出してきた。
お化け屋敷電車に自社映画。鉄道会社の枠にはまらない斬新な取り組みが話題を集める、銚子電鉄の今を追いました。記事の末尾では、運転席からの眺めを楽しめる動画をご覧いただけます。
「コロナ禍で緊急事態でした…