台風14号、九州で29万戸が停電 JR九州は全列車の運転見合わせ
安田朋起 藤原慎一
大型で強い台風14号が九州を縦断し、強風によって各地で停電が広がっている。
九州電力によると19日午前7時現在、九州全県で計約29万4千戸が停電している。鹿児島県では約10万8千戸、宮崎県では約8万2千戸にのぼる。
交通網もほぼ全面的にストップ。JR九州は19日の始発から、九州新幹線と在来線の全列車の運転を見合わせている。
JR西日本も山陽新幹線の広島―博多間の運転を始発から取りやめた。
福岡市営地下鉄や西日本鉄道も全線で19日の始発から運休している。
福岡空港の発着便は19日の始発から夕方ごろまでほぼ全便が欠航となった。九州のほか中国、四国の発着便を中心に大きく乱れ、午前8時現在で日本航空が458便、全日空が343便の欠航を決めた。約8万人の足に影響が出るという。
福岡市の博多駅周辺では、商業施設も軒並み休業。19日朝時点で風雨は落ち着いたものの、人通りはほとんどなく、ひっそりとしていた。(安田朋起、藤原慎一)
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