北海道の貨物網維持で国など協議へ JR社長「必要な協力はする」

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松本真弥 編集委員・堀篭俊材
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 北海道新幹線の札幌延伸でJR北海道から分離される函館線函館―長万部間を貨物網として維持するため、国土交通省が北海道、JR北、JR貨物との4者協議に入る方針を固めたことを受け、両社は14日、協議に加わる姿勢を明らかにした。

 函館―長万部間(約148キロ)をめぐっては、北海道と地元7市町による協議会で「(地元の負担による)全線維持は難しい」との意見が大勢を占めている。同区間は道内から農産物などを青函トンネルを経て全国へ運ぶ貨物の大動脈。同区間が廃線になれば貨物網が寸断され、北海道経済には大きな痛手だ。

 JR北の綿貫泰之社長はこの日の会見で「北海道の物流を考えると、貨物の果たす役割は非常に大きい」と指摘。「(線路の保守管理などの)鉄道を運行するうえで必要なところは委託で受けるなど協力はできる」と述べた。

 ただ、第三セクター方式で函…

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