脱線から線路に戻った後、客乗せて走行 JR西の列車、けが人なし

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 JR西日本吹田総合車両所京都支所(京都府向日市)で6日午後9時35分ごろ、回送中の列車(7両編成)が脱線した。その後、運転手が気づかないうちに線路上に戻り、約30人の客を乗せて走行した。けが人はいなかった。

 JR西によると、停車中に列車が動かないよう線路との間に挟む「手歯止め」を外さないまま発車したのが原因という。一番後ろの車輪が進行方向の右側に約15センチメートル脱線して約150メートル進んだ後、線路上に戻ったという。

 その後、京都支所を出てJR新大阪駅大阪市)に到着。午後10時4分発の特急「こうのとり」として乗客を乗せ、福知山駅(京都府福知山市)に向かった。

 7日午前7時10分ごろ、福知山駅近くの車両所から京都支所に「列車の手歯止めがない」と連絡があり、6日の脱線が分かった。脱線した車輪が傷付くなどしたが、運行に影響する損傷はなかったという。

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