風雨に強い地下鉄も運休、背景に2年前の客の言葉「運行されると…」

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伊藤隆太郎 松沢拓樹 座小田英史
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 沖縄・先島諸島を通過し、北上を続けてきた台風11号。6日朝にかけて最接近した九州では大半の交通機関が止まり、住民や企業は対応に追われた。

 台風の接近に備え、JR九州は5日夜から段階的に計画運休を実施。6日は博多駅発の列車が始発からすべて運休した。西日本鉄道も同様の対応を取った。駅周辺の商業施設も相次いで開業時間を遅らせ、6日朝の博多駅前はほとんど人影がない状況となった。

 「青春18きっぷ」を使って大分から東京まで旅行中の乾聖(いぬいたから)さん(24)は、博多駅で足止めをくらった。6日は5日間の旅の2日目だっただけに、「遅れを取り戻すために、運転が再開したら新幹線に乗ろうかな」と苦笑いした。

 さらに福岡市営地下鉄も空港線、箱崎線、七隈線の全線で始発から計画運休に入った。運行する福岡市交通局が前日に決めた。

全線の計画運休は初めて、その理由は

 地下鉄全線での計画運休は…

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