名古屋の地下鉄、帰ってきた「黄電」 有志から250万円集まる

山下寛久
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 名古屋市の市営交通100周年を記念し、市交通局は今月、かつて地下鉄で走った「黄電」を模したラッピング車両の運行を始めた。

 市交通局によると、ラッピング車両は東山線と名城・名港線で各1編成が運行される。名城・名港線の車両には、当時と同じ紫の線をつける。費用を募ったクラウドファンディングには197人から約250万円が寄せられたという。

 黄電は、1957年の地下鉄開業以来、東山線と名城・名港線で走り、2000年に引退した。藤が丘駅に今月1日に撮影に来ていた豊川市のパート鈴木千秋さん(52)は「小中学生のころ名古屋に住んでいて、よく乗った。懐かしい」。

 市交通局では、昔の市電や市営バス車両の塗装の再現を計画。11月12日のメインイベントのほか、夜のトンネルを歩くイベント(9月23日)や今年度引退する鶴舞線車両の記念イベント(10月22日)などを予定している。問い合わせは市交通局広報広聴課(052・972・3809)へ。(山下寛久)

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