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　日本一営業日の短いJR駅として知られるJR予讃線の臨時駅、津島ノ宮駅（香川県三豊市）が4日、3年ぶりに開設された。近くの小島にある津嶋神社で3年ぶりに夏季大祭が開かれたのに合わせての開業。夏季大祭と駅の開設は5日まで。

　駅のホームは大きくカーブしているため、近隣駅から派遣された20人ほどの職員が交代で立ち、到着する列車のドアの前で乗降の手助けをしたり、通過列車に注意を促したりした。利用者は開業日だけの記念駅名標をバックに記念撮影していた。

　津嶋神社は子どもの守り神として知られ、親子連れらが駅と小島を結ぶ約250メートルの「しあわせ橋」を次々と渡り、本殿で子どもの健やかな成長を祈った。

　2歳の長女と訪れた地元の高橋正人さん（32）夫妻は「私たち夫婦も子どものころに参拝しましたが、この子が生まれた後、ずっと中止だったので、やっと来ることが出来てうれしい」。初めて訪れたという栃木県足利市の杉戸政徳さん（36）は「神社と駅が協力してお客さんを迎え、にぎわっているのがいいですね」と話した。（福家司）