苦境のローカル線、廃線やむなし? 識者があげる鉄道存続の「条件」

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小川崇
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 JR東日本が28日に公表した収支から、ローカル線の苦境が浮き彫りになった。25日には国土交通省の有識者会議もローカル線の見直しに向けた提言をまとめており、鉄路をどこまで維持するのか、各地で議論が進む見通しだ。

 JR東日本が収支を公表した背景にあるのが、新型コロナの感染拡大だ。これまでは山手線など都市部の路線や新幹線などの収益で地方路線を支えていたが、JR関係者は「在宅勤務が広がって都市部でも収入が落ち込み、これまで放置していた面もあった地方路線の赤字額の公表を後押しした。鉄道以外の選択肢を議論するきっかけにしてもらいたい」と明かす。

100円稼ぐのに1万円以上かかる路線も

 収支率が低い飯山線戸狩野沢…

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