JR普通回数券、秋で姿消す JR北海道が11月末で販売終了

新田哲史
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 JRの普通回数券がこの秋、北海道を最後に全国から姿を消す。JR北海道が19日、11月30日での販売終了を発表した。コロナ禍で販売枚数の減少が加速し、経営状況も厳しいためという。

 普通回数券は、10枚分の料金で11枚の乗車券が購入できる仕組み。有効期間は3カ月。ICカードの普及で販売枚数は年々減少。JR各社が相次いで販売終了を発表し、残ったのはJR北だけだった。

 JR北管内の区間のほか、JR東日本にまたがる区間も販売終了する。購入済みの回数券は、12月以降でも有効期間内であれば使える。

 ただし、障害者や通学(通信制高校放送大学など)向けの回数券の販売は継続する。旭川―名寄間の「4枚回数券」(割引率約22%)や、第三セクター・道南いさりび鉄道(五稜郭―木古内)にまたがる区間の回数券も継続する。(新田哲史)

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