大阪市のデマンドバスが対向車線を35m走行 「渋滞で遅れ懸念」

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 大阪メトロと子会社の大阪シティバスは12日、大阪市内のタクシー会社に運行を委託しているオンデマンドバスが7日、同市平野区で対向車線を約35メートルにわたって走行していたと発表した。大阪メトロは「道路交通法違反にあたる危険な行為で、お客様にご心配をおかけした」と謝罪し、委託先に再発防止を指導した。

 大阪メトロによると、乗客2人が乗ったバスは7日午後6時ごろ、平野区長吉出戸3丁目の交差点手前で対向車線にはみ出して約35メートル走り、右折した。男性運転手は「道交法違反は認識していたが、渋滞のため到着が遅れるのを懸念した」と話したという。

 乗客1人から府警などに通報があって判明した。委託先のタクシー会社は男性運転手に厳重注意し、ほかの運転手にも注意を呼びかけたという。

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