台風4号、宮崎で大雨 一時1万7千人に避難指示、JR日南線は運休

平塚学
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 東シナ海を北上する台風4号の影響で、宮崎県内は4日大雨となり、交通にも乱れが出た。台風は5日にかけて九州に接近、上陸の恐れがあり、宮崎地方気象台は引き続き土砂災害浸水の被害に注意を呼びかけている。

 気象台によると、4日午後6時半時点での1時間の最大雨量は、宮崎市赤江で61・5ミリの非常に激しい雨を観測。延岡市で41ミリ、串間市でも38ミリなどを記録した。日南市では一時、細田、南郷町、油津の3地域の約9千世帯、約1万7千人に避難指示が出された。

 JR日南線は青島―志布志間で終日運休した。5日も同区間で運転を見合わせる予定。宮崎市と日南市を結ぶ国道220号が土砂崩れの恐れがあるとして一部区間が通行止めになった。道路の冠水も宮崎市郡司分など各地で相次いだ。

 台風は5日にかけて九州に接近し、県内は5日明け方には風速15メートル以上の強風域に入る可能性がある。5日午後6時までに予想される24時間雨量は100~150ミリ。気象台は局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあるとして土砂災害や浸水、河川の増水などに警戒を呼びかけている。(平塚学)

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