爆処理班出動の不審物はスピーカーか JR総武線の深夜運転見合わせ

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 JR中央・総武線が1日深夜に一時運転を見合わせるトラブルがあり、原因となった車両内の不審物は、スピーカーとみられるものだったことが警視庁への取材でわかった。警視庁は、いたずらか置き忘れの両面で調べている。

 警視庁によると、1日午後10時半ごろ、JR小岩駅(東京都江戸川区)の駅員から「車内に不審物がある」と連絡があった。総武線の東京方面へ向かう上りの先頭車両の座席上に紙袋があり、コード線のようなものが見えたという。

 同庁の爆発物処理班が出動し、回収した紙袋を確認したところ、中にあったのは大きさ約20センチ×約30センチのもので、スピーカーとみられることが判明。市販品ではなく、包装されていない状態だったという。

 こうして爆発のおそれはないと判断され、総武線は通報から約3時間後の2日午前1時20分ごろ運転を再開した。警視庁は「不審物」の持ち主を捜している。

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