「車内に液体」で2人搬送、実は「洗車の水」でした 東武野田線

酒井祥宏
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 東武野田線(アーバンパークライン)で6月24日朝、柏駅発大宮駅行き普通列車(6両編成)の車内で液体が見つかり2人が搬送された事案で、千葉県警捜査1課は1日、液体は洗車機の水の可能性が高いと発表した。威力業務妨害事件の可能性もあると捜査していたが、事件性は無いという。

 同課によると、普通列車は車両基地を出て洗車機(幅約12メートル)を通過し、七光台駅から柏駅に向かったことが判明。洗車を再現したところ、液体が見つかった車両の自動ドア下部から水が車内に浸入したという。乗客から事情を聴くと、柏駅に向かう途中ですでに液体が確認されていた。

 東武鉄道によると、車両基地から出庫した際に通常の停止位置より約19メートル手前で停車。当該車両が一定時間洗車機内にあったため、水が浸入したとみられるという。東武鉄道は「ご不安ご迷惑をおかけしおわび申し上げる」と謝罪した。(酒井祥宏)

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