珍しいSL「3重連」、東武鉄道で実現 迫力ある汽笛、2万円で満喫

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野口駿
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 SLを3両つなげて走らせる「3重連」を体感するイベントが19日、東武鉄道車両基地、南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)で開かれた。3機目となるSL「C11形123号機」の復元を記念したもので、鉄道ファンら約360人が参加。晴天の下、SLが鳴らす迫力ある汽笛や黒煙がはき出される様子を楽しんだ。

 「3重連」での運転は、旧国鉄時代のJR伯備線(岡山県鳥取県)など、1機では、後ろの車両を牽引(けんいん)することができない勾配のきつい路線で行われ、ファンに親しまれてきた。SLの数が減った現在では貴重な運転形態だという。

 イベントでは、SL3両と客車5両の計8両編成の列車が約800メートルのコースを6往復した。参加費は一般の大人で2万円。参加者は客車に乗って走り心地を味わったり、写真に収めたりした。復元された3機目は今後、栃木県の日光・鬼怒川エリアを走る「SL大樹」などで運行されるという。

 東京都品川区の会社員、石川…

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