風に悩むJR湖西線、「比良おろし」をAIで予測 運行スムーズに

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松岡大将
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 琵琶湖の西側を走るJR湖西線を悩ませるのが、西側の比良山系から吹き下ろす強風だ。運転見合わせや徐行は年約50日に及ぶ。風による運行への影響を減らそうとJR西日本は15日、AI(人工知能)を使った風の予測システムを今秋から試験的に導入すると発表した。

 この地域で冬から春にかけて強く吹く風は「比良おろし」と呼ばれている。防風柵も設置しているが、運転規制の日数の多さはJR西管内で目立つ。過去には風が原因で脱線事故も起きている。

 関西と北陸を結ぶ特急「サンダーバード」も走る。利用者からはダイヤの乱れを改善するよう求める声もあった。

 新たなシステムは、山科駅(…

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